一般質問の持ち時間や回数はどうあるべきか

今朝(H30.3.10)の秋田魁新報に、鹿角市議会の一般質問の持ち時間短縮の記事と、年間上限に関する記事が掲載されています。

一般質問の持ち時間に上限があるのは、県内では鹿角市議会と秋田市議会だけとのこと。

一般質問は、どの市町村議会にもあるものですが、運用は千差万別で、議員数が少ない議会では、毎回全ての議員が質問できるというところもあります。また、会派に質問時間が割り振られているところでは、会派内で個々の議員に質問時間を割り当てることになりますが、全く一般質問をしない議員がいるケースもあります。

秋田市議会では、議員1人年1回一般質問(答弁を除いて30分)できることになっています。

新人でもベテランでも確実に年1回30分質問できるという点で、会派の規模や会派への所属の有無に関わらず、全議員に公平に機会が与えられています。

一方で、毎回質問したいと思っていても、年に1回しか質問できないということになります。

実際、本市を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、その時々に議論すべきことがあります。自分が質問できないときには、同じ会派の他の議員に託すことができますが、その議員の考えに合わない質問はできません。

私たちの会派では、持ち時間を増やして、年に複数回質問できるようにすること、それが難しいのなら、せめて、持ち時間はそのまま(30分)でも構わないので、年に複数回質問できるようにすること、を提案してきましたが、合意に達することができませんでした。

30分の持ち時間は本当に少なく、聞き手のことを考えると、8,000字程度(260字/分)が適切だと言われています。きちんとした考えを述べようとすれば、大きな項目で5つ程度に絞らなければなりません。

しかし、県・市連携文化施設や旧県立美術館、新スタジアム整備、外旭川新駅、外旭川複合施設構想(イオンタウン)といった県民・市民の賛否が大きく分かれる大型案件のほか、福祉、健康、環境、公共インフラ、まちづくり、市民協働、消防、上下水道などたくさんの分野があり、財政や行政改革なども含めると、質問したい項目は山ほど出てきます。

私は、10,000字弱(330字/分)で質問するのですが、前回の11月定例会での一般質問の準備の際に、ざっと質問したい項目を挙げたところ、大きな項目でも30ほどありました。小項目にすると100近くになります。とても30分には収まりません。

年に1回なので、1年分の思いがこみ上げてきます。しかし、持ち時間は守らなければなりません。

そこで、自分のライフワークや、近々重要な判断を迫られる案件、中長期の視点から議論しておくべきこと、に絞って質問することにしましたが、絞りに絞っても大項目で9つになってしまい、30分に収めるのに相当苦労しました。

限られた時間で、聞き手に分かりやすく、背景や経緯を述べ、論点を明確に提示し、行政に行動を促していくには、項目を減らさなければなりませんが、議会で十分な議論を行うためには、持ち時間を増やすという方向が健全ではないでしょうか。

そして、その持ち時間の範囲内で年に複数回質問できるようになれば、適時、適切な議論ができるのではないかと思います。

なお、再質問は、答弁を除き20分間ありますが、答弁内容に不備があったり、質問の趣旨とかみ合っていなかったり、答弁内容に納得できないなど、あくまでも、答弁の範囲内での再質問となります。同じ答弁の繰り返しになるような再質問はできません。また、関連質問をすることもできません。

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