
市議会同期勉強会171127-1
秋田市議会新人議員の同期で定期的に開催している勉強会の第6回目。
秋田市大森山動物園の小松守園長を講師にお招きして、動物園の歴史や動物園の果たす役割、そして交流人口増加に向けた考えなどを勉強しました。
来園者の特徴としては、7割が家族連れで、家族が幸せな時間を過ごしているほか、有料入園者の約17%が年間パスポートを購入(我が家も全員パスポートを持っています)しており、県外も含めてリピーターが多いことや、高齢者が孫を連れて来たり、デイサービスでの利用があったりと、高齢者の健康増進にも一役買っているとのこと。
なお、入場者数対人口比では、旭山動物園を除くと、大森山動物園は87%(秋田市の人口の約87%に相当する人数が来援している)と、他の動物園に比べて、かなり高くなっています。
観光資源としては、動物園単体では難しいので、他県で成功している例を参考に、他の観光資源との連携・組み合わせが必要であるとの考え方で、大森山動物園には、山形(特に庄内地方)、岩手、青森といった隣県からの来客が多いことから、これらの県にアプローチするなど、観光誘客のターゲットをどう設定するかも重要であるとのことでした。
ちなみに、秋田県民には意外に知られていませんが、東北には、仙台市八木山動物公園、盛岡市動物公園、秋田市大森山動物園の3箇所しかありません。すぐ近くで動物に出会える、触れ合える幸せを、秋田市民の皆さまにもっと感じてほしいなと思っておりますので、アイディアがありましたら是非お寄せください。
「動物と語らう森」をテーマに掲げ、教育文化資本としての動物園のあり方を模索する大森山動物園の皆様と共に、私も考えていきたいと思います。
40周年記念誌に寄せた小松園長の思い(PDFファイル)