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一斉休校中の子どもに居場所を!~市長に申し入れ~(R2.3.12)

 学童保育(放課後児童クラブ)が悲鳴を上げています。

 学校がお休みとなり、児童センター・児童館が休館となり、図書館などの公共施設の利用を止められ、自宅以外に行き場のなくなった児童の唯一の受け皿が学童保育です。

「集団で児童生徒が生活する学校現場において大規模な感染リスクを事前に予防するという観点から」、学校の臨時休業が要請されましたが、学童保育のスペースには限りがあり、学校の教室よりも密集しているところも多くあり、本当に学校よりも学童保育に子どもが行くことが正しいのかどうか、疑問の声が多くあります。

 また、通常であれば、放課後から子どもを受け入れますが、平日も朝から受入れなければならず、人手の確保に綱渡りのような苦労をしているばかりではなく、朝から受け入れることに対する国の交付金が、1日当たりわずか10,200円となっており、時給1,000円の臨時雇用を想定しても、1.5人分くらいにしかなりません。これでどうやって、感染予防に気をつけながら、子どもたちを見守ることができるのでしょうか。

 市教育委員会の調べでは、自宅で一人で過ごしている低学年児童は6%であることから、教員が児童の自宅訪問を行うなどして、学習面の支援を行うとしていますが、一人であろうが、家族や親戚・知人と一緒であろうが、身体を動かしにくい家の中で長時間過ごしていることに変わりはありません。

 我が家の長女(小1)もそうですが、多くの子どもがフラストレーションを抱えているという声もたくさん耳に入ってきます。

 ということで、①学童保育に学校の施設を利用させられないか、②学童保育への国の交付金に上乗せができないか、③地域の実情に応じて各学校の判断で学校施設を開放することができないか、の3点を検討するよう、会派を通じて、穂積市長に申し入れをしました。

  以下に、申し入れの内容を掲載します。


一斉休校中の子どもの居場所の確保に関する申し入れ

 「臨時休業を行うに当たっては、保護者が必要に応じて仕事を休めるような環境整備を行うとともに、どうしても仕事に行かなくてはならないご家庭に対しては、放課後児童クラブなどの受け皿の確保が必要」であるとの見解が文部科学省から示されており、本市においても、放課後児童クラブに対して、①朝からの開所、②一時保育児童の積極的な受入れ、③設備運営基準の一時的な緩和、について対応を依頼しているところです。

 しかし、放課後児童クラブでは、設備運営基準が一時的に緩和されたことから、児童の密集性が高まり、感染防止面での懸念が生じています。

 また、児童センター等が閉館となり、市立図書館や自然科学学習館などの社会教育施設についても一斉休校中の児童生徒の来館が停止されており、放課後児童クラブを利用できない児童の居場所が少なくなっています。

 先日、市教育委員会が実施した1・2年生児童の保護者アンケートでは、「親戚・知人宅で過ごしている児童」及び「自宅で一人で過ごしている児童」が合わせて20%おり、児童生徒の健康保持の観点から、運動する機会の確保も求められています。

 日々、子どもの居場所の確保を求める保護者の声が大きくなっていることから、私たちは次のとおり申し入れます。

  1. 一斉休校により、放課後児童クラブのニーズが高まり、設備運営基準の一時的な緩和を行う中、密集性を回避し感染を防止する観点から一定のスペースを確保するため、学校の教室、図書室、体育館、校庭等の施設を放課後児童クラブが活用できないか検討すること。
  2. 放課後児童クラブに対する財政措置として、国の子ども・子育て支援交付金において、午前中から運営する場合に1日当たり10,200円を加算することとされたが、運営上厳しい状況にある事業者が多いことから、事業者の実態を把握するとともに、本市において、上乗せができないか検討すること。
  3. 児童の学習面や健康保持面から、児童の自主学習スペースとしての教室や図書室の活用、校庭や体育館の開放について、地域の実情に応じて、各学校の判断により実施できないか検討すること。
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